訪問看護師に必要なビジネスマナーとは

同じ看護師でも訪問看護師はまた別のビジネスマナーを知っておく必要があります。訪問看護師は利用者の自宅に上がって病院とは異なる環境でリハビリやケアを行う事になるため、訪問看護師として心得ておくべきビジネスマナーもいくつかあります。その一つに挙げられるのがニオイに関するエチケットです。特にタバコを吸っているという人は注意が必要と言えます。訪問看護を利用する人やその家族の中にはタバコのニオイに抵抗を感じる人もおり、タバコのニオイが原因で担当者の変更依頼やクレームを受けるケースがあります。訪問する前の喫煙は控えるのが最も良いビジネスマナーですが、どうしても喫煙したい場合は制服を着用する前にしておくなどニオイが付かないよう工夫するビジネスマナーが大切です。また利用者の自宅を訪問する際はなるべく指定された時間に訪問するのが適切でしょう。

予定時間よりも早めに自宅を訪れる事は珍しい事ではありません。ただ、早く着いたからと言って指定された時間よりも早めに家に上がる事がないよう心がけておく必要があります。一般的なビジネスマナーの場合、約束した時間の5分前以内が許容範囲とも言われています。看護師を受け入れる利用者や家族の立場としては準備をする時間も必要なので、指定された時間よりも早すぎる訪問は控えた方が賢明です。他にも訪問看護師が見落としがちなビジネスマナーと言えるのが、家に入る前に上着を脱いでおくという事です。理由としてはホコリやちりを室内に持ち込んで、拡散する事を防ぐためです。上着は玄関前などできちんと折りたたんで利き腕とは反対の腕にかけて持っておく事が理想的でしょう。